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2025/01/17(金)公開　

君の忘れ方

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作品紹介

君の忘れ方

大切な人を亡くしたものたちの＜愛と再生＞の物語

2025/01/17(金)公開　

≪悲しみとの向き合い方≫を、ユーモアとペーソスに満ちたオリジナル脚本で描く、ラブストーリーを軸とした、群像劇。『グリーフケア』という言葉が、近年注目されている。グリーフとは、悲嘆のこと。グリーフケアとは、悲嘆の状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助すること。本作はそうした時代背景をベースに、人はどう悲しみと向き合えばよいのか、という普遍的なテーマを描く。亡き恋人とのラブストーリーでありつつ、幽霊モノでもあり復讐劇でもある。あらゆるジャンルの面白さを詰め込んだ物語が出来上がった。

ストーリー

森下昴（27）は、ラジオの構成作家。恋人の美紀とは付き合って3年が経っていた。結婚間近、突然の事故で美紀を失ってしまう。深い哀しみと失意。昴は、複雑な悲しみの過程に身を置くことになる。呼び戻され、実家の飛騨に帰った昴は、未亡人の母の洋子が元気になっている姿を見て驚いた。昴の父は7歳の頃に急死して、以降、洋子は悲嘆に沈んでいたはずだったのだ。きっかけさえあれば人は立ち直れるのではないかと思った昴は、「グリーフケア」の概念と出会う。『つきあかりの会』はある葬儀会社が運営する、グリーフケアの会だ。様々な種類の哀しみを持った人が集まっていた。昴はそこで個性的な人たちと出会う。悲しみの向き合い方は、人それぞれ。そこで昴は、哀しみは死ぬまで癒えることなどなく、どう付き合っていくかが肝要だと諭される。頭では理解できても、苦しさ自体は変わらない昴。そんな昴に、『つきあかりの会』の異端児、池内武彦（45）が近づいてくる。寂しくなった時、亡き人の幽霊を召喚する方法があるのだという。良くない方法なのに、昴は、幻影の美紀を呼び出すようになり、それに依存するようになってしまう。美紀は言葉を発さず、優しく見守っている。その優しさに、甘えてしまう昴。そんな矢先、洋子が事件を起こして―